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4565

先週はちょっと更新をお休みした。
毎度の胸痛に加え、日曜夕方の気分の悪さが新しくNew!
まるでブルーマンデーみたいな症状を呈したのだ。
なので、更新をやめた。今週はやるよ!

さて、動画を拝見してくれる方からご質問があったので、今回はそれについての解説。
質問内容は、去年の暮れに作った実験音楽「FRACTAL-4565-」の4565って何?っていうことだった。




この曲は2つのメロディ(Aメロ、Bメロ)が交互に出てくるのだが、分かりやすいようにBメロで説明しよう。


↑これがBメロの楽譜である。
一番下の低音パートはAメジャースケールに対してA(ルート音)から4番目の音(D)、5番目の音(E)、6番目の音(F#)、5番目の音(E)を並べている。それに対し上から2つ目のパートは、一番下の低音パートの音をルート音にして、そこからまた4番目、5番目、6番目、5番目の音を並べている。一番上の高音パートも2番目のパートをルート音にして4、5、6、5番目の音を並べて…以降同様に…


同じ音程はタイとかでくっつけている。つまり、この曲はフラクタル構造。このため曲名はFRACTAL4565なのである。

Bメロを用いて説明したが、Aメロではこれまたちょっと複雑なフラクタル構造なので説明は割愛させていただく。ちなみに曲の終盤はすべての臨時記号を取り払って、聞きやすくしている。

お分かりいただけただろうか…
曲の雰囲気が「フラクタル」なんじゃなくて、
曲の構造自体が「フラクタル」
というめちゃくちゃなつくりになっている。まあ、実験だからゆるしてほしいっす…はい…

さて、体調が悪いながらも、ぴろぴろと曲を書いた。これもまた不思議な曲となっている。

『Neozaglaven』
題名の意味は「無題、アンタイトル」。これも実験っぽい曲。ちょっと音色にこだわって違う音源で2つ作った。どちらがお好みかな?


コメント

  1. 4565
    ……あ!その質問、私ですね!?
    解説して頂き、何だかとても嬉しいでちゅ♡

    う〜〜んんn、分かりやすい表ですね♡
    ……ふむふむ、なるほど!!
    部分が全体に自己相似しているというフラクタル構造を、
    作品の構造に取り入れたという訳ですね!
    素敵な発想です!♡
    ……許すも何も、
    実験されてるNuyeさんが大好きです♡
    ……こういうお話を伺っていますと、
    実験、私もやりたくなってしまいますねー。

    作品に、改めて、自然界の神秘の様なものも感じます♡

    返信削除
  2. Neozaglaven
    ……ふしぎな哀愁感が感じられます♡
    Ver1は、メロディーが主役という感じかな?と。
    ちょっと爽やかな感じも!
    Ver2は、リズムが主役という感じかな?と。
    ……歌を入れ易い?

    返信削除
    返信
    1. 今回は城園さんの疑問にお答えしました!
      この曲の構成を練るの結構大変でしたw
      新しい音程の組み合わせとかまだまだ研究中です。
      これからの作曲に乞うご期待!

      動画も聞いてくださりありがとうございます!
      メロディの方は音色あんまり変えてませんが、ドラムは変えました。
      結構印象変わりますね!

      削除
  3. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除

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