先週の3日にベルリン交響楽団が地元で演奏してくださったのでそのレポート。 指揮者:リオール・シャンバダールさん ヴァイオリ二スト:イリヤ・カーラーさん 外国の楽団の為、今回は解説者なし。 ★ Elgar Salut d'amour No.12 エルガーの「愛のあいさつ」はとても滑らかな演奏で、流石はベルリン交響楽団だなぁ、と思った瞬間だった。いや、曲自体が滑らかで優しいのか… あ、因みにこの曲はピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用などのバージョンがあるらしい。 ★ Beethoven Symphny No.5 c minor Moll op.67 音楽通でなくても誰しもが耳にしたことあるベートベンの「運命」。 私は第1楽章はあまりにも有名だから知ってるけど、その楽章は聞いたことがなかった。 第2楽章は穏やかな演奏と激しい演奏の繰り返し。第3楽章は低音(コントラバスとチェロ)からの激しい演奏が魅力的。第4楽章は賑やかで華々しく奏でられて終わってゆく。 ★ Tchaikovsky Violin Cocerto D major op.35 チャイコフスキーのバイオリン協奏曲の演奏の前に人員替え。トロンボーン奏者を引っ込め、ホルン奏者を増員。そして、ヴァイオリニスとのイリヤ・カーラーさんを迎えて演奏が始まった。 第1楽章は途中で開放感あふれるメロディが奏でられる。そしてヴァイオリンの超絶技巧ソロが長い!もう、イリヤ・カーラーさんの演奏で十分魅せられてる気がする。第2楽章はピッチカートの利用が目立つ。第3楽章はフィナーレだがなんだか第2楽章とくっ付いている気がする… ★ Dvorak Symphony No.9 e minor op.95 ドボルザークの「新世界より」は交響曲に馴染みがない人には是非ともお勧めしたい曲。だって曲構成がはっきりしていて非常にわかりやすく、かつそのメロディがあまりにも有名だから。 第1楽章は静かな出だしから曲調が変わり、どこか聞いたことあるような旋律が流れる。この後この旋律が形を少しずつ形を変えて現れる。第2楽章はラルゴ、お馴染みの「家路」である。先ほどの旋律はあの有名な「遠き山に日が落ちて」に変わる。中間部分はまるで夜行列車に乗っているかのような寂しさが感じられる