先日、小菅優さんのピアノリサイタルに行ってきた。
ショパンとかベートーベンの曲が聞けて良かった。
なんか明治大学の阿部教授とかが来ててなんとなく凄かったw
演目とレビュー
★Beethoven Piano Sonata No.30 E Dur Op.109
第1楽章は冒頭の流れる主題がとても綺麗。
第2楽章(あるいは第1楽章後半)はプレスティッシモだからEmで繰り広げられるメロディが激しい。CDで聞くと「あ~激しいね~」だけど、生演奏じゃ「あッー激しい」。この違い分かるだろうか。
第3楽章は一転して静かな主題が流れてこれが6回も変奏される。一番初めと終わりに出てくる穏やかな主題が個人的に好き。
★Chopin Nocturne No.19 e Moll Op.72-1
ショパンが亡くなってから発表された遺作。いままで聞いたことがなかった夜想曲だった。
甘く切ない印象を受ける作品。
いやショパンの夜想曲は全体的に高貴で切ない印象。(21曲全部聞いたわけじゃないけど)
★Chopin Nocturne No.20 cis Moll
今回のリサイタルで一番美しいと感じた曲。有名だから親しみやすい。
今回の小菅さんの演奏で気づいたのだけれど、冒頭4小節のメロディはしっかり休符が入っているのね。CDだとちょっと気づけない。
★Chopin Ballade No.4 f Moll Op.52
ノクターンでは感じられない怪しさがちょっと入っている作品。
コーダは激しいメロディで「ピア汁ぶしゃー」な印象を受ける。
★西村 朗 カラヴィンカ
上半身が人間、下半身は鳥で美しい声で歌うという極楽浄土の生物「カラヴィンカ」。
この生命体をテーマにした曲。
実はこの曲、小菅さんしかまだ演奏してない。西村さんから小菅さんへの贈呈曲らしい。
演奏開始してから何分たってもこれといった主題がでてこないため、恐らく現代音楽のジャンルに入るのだろう。印象に残った特徴としては次の通り。
・鳥の鳴き声を動き真似たような断続的な細かい音(ときに不協和音)
・まるで駝鳥たちに追い込まれるような激しい低音連打・乱れ打ち
・中東・南アジアの弦楽器を連想させるような鍵連打
・これまた中東を連想させるようなエキゾチックな旋律が2回ほど出現
・ちょっとだけ見えた和音の静かな演奏シーン
・低音の余韻を最大限に残し、高音部を弾くシーン
今回のリサイタルで興味がそそられた一品。
実際の演奏はこちら
★Beethoven Piano Sonata No.31 Es Dur Op.110
曲目解説にはOp.109はホ長調(♯4)でOp.110は変イ長調(♭4)であるのは何か意図があるのではと言われてるけども多分たまたまだと思う。
ここの見どころは第3楽章の「嘆きの歌」のシーンだろうか。
滴るような伴奏にしっとりした悲しみのメロディが心に滲みる。
その後、反行フーガ(元の主題の音程反転バージョン)が演奏される。ここも面白いところ。
ぜひとも実験的な試みで取り入れたい反行フーガw
小菅さんにはとてもいい演奏を聞かせてくださり感謝を申し上げたい。
ショパンとかベートーベンの曲が聞けて良かった。
なんか明治大学の阿部教授とかが来ててなんとなく凄かったw
演目とレビュー
★Beethoven Piano Sonata No.30 E Dur Op.109
第1楽章は冒頭の流れる主題がとても綺麗。
第2楽章(あるいは第1楽章後半)はプレスティッシモだからEmで繰り広げられるメロディが激しい。CDで聞くと「あ~激しいね~」だけど、生演奏じゃ「あッー激しい」。この違い分かるだろうか。
第3楽章は一転して静かな主題が流れてこれが6回も変奏される。一番初めと終わりに出てくる穏やかな主題が個人的に好き。
★Chopin Nocturne No.19 e Moll Op.72-1
ショパンが亡くなってから発表された遺作。いままで聞いたことがなかった夜想曲だった。
甘く切ない印象を受ける作品。
いやショパンの夜想曲は全体的に高貴で切ない印象。(21曲全部聞いたわけじゃないけど)
★Chopin Nocturne No.20 cis Moll
今回のリサイタルで一番美しいと感じた曲。有名だから親しみやすい。
今回の小菅さんの演奏で気づいたのだけれど、冒頭4小節のメロディはしっかり休符が入っているのね。CDだとちょっと気づけない。
★Chopin Ballade No.4 f Moll Op.52
ノクターンでは感じられない怪しさがちょっと入っている作品。
コーダは激しいメロディで「ピア汁ぶしゃー」な印象を受ける。
★西村 朗 カラヴィンカ
上半身が人間、下半身は鳥で美しい声で歌うという極楽浄土の生物「カラヴィンカ」。
この生命体をテーマにした曲。
実はこの曲、小菅さんしかまだ演奏してない。西村さんから小菅さんへの贈呈曲らしい。
演奏開始してから何分たってもこれといった主題がでてこないため、恐らく現代音楽のジャンルに入るのだろう。印象に残った特徴としては次の通り。
・鳥の鳴き声を動き真似たような断続的な細かい音(ときに不協和音)
・まるで駝鳥たちに追い込まれるような激しい低音連打・乱れ打ち
・中東・南アジアの弦楽器を連想させるような鍵連打
・これまた中東を連想させるようなエキゾチックな旋律が2回ほど出現
・ちょっとだけ見えた和音の静かな演奏シーン
・低音の余韻を最大限に残し、高音部を弾くシーン
今回のリサイタルで興味がそそられた一品。
実際の演奏はこちら
★Beethoven Piano Sonata No.31 Es Dur Op.110
曲目解説にはOp.109はホ長調(♯4)でOp.110は変イ長調(♭4)であるのは何か意図があるのではと言われてるけども多分たまたまだと思う。
ここの見どころは第3楽章の「嘆きの歌」のシーンだろうか。
滴るような伴奏にしっとりした悲しみのメロディが心に滲みる。
その後、反行フーガ(元の主題の音程反転バージョン)が演奏される。ここも面白いところ。
ぜひとも実験的な試みで取り入れたい反行フーガw
小菅さんにはとてもいい演奏を聞かせてくださり感謝を申し上げたい。
Nuyeさん!
返信削除今回は、ボリューム有りますねー!
……2回に分けます(笑い)。
実は、最初に「カラヴィンカ」から聴きました。
久々に、現代音楽なピアノを聴いた様な……。
何故か落ち着きます♡
……「中東」部分いいですね!撥弦楽器みたいで妖しいです♡
◎Beethoven Piano Sonata No.30 E Dur Op.109
……全体的には、穏やかな曲ですね♡
……やはり、生では、胸辺りに…グンン!!と来ますか?♡
◎Chopin Nocturne No.19 e Moll Op.72-1
……夜想曲、いいですねえ♡
こんな雰囲気やってみたいですねー!!
Nuyeさんの「夜想曲」も素敵ですよねー♡
〜 第2部(笑い)〜
返信削除◎Chopin Nocturne No.20 cis Moll
美しくも、何処か妖しい感じで好きです♡
……「休符」を感じ取れるとは、流石ですね!
◎Chopin Ballade No.4 f Moll Op.52
……穏やかな感じの曲ですね♡
……確かにコーダは、弾いてると汗が出て、ツルッと滑ってしまいそうですねー!!
それ以前に、私がこんな凄い曲を弾ける訳が無いのですが……(笑い)。
◎Beethoven Piano Sonata No.31 Es Dur Op.110
……こちらも穏やかな感じですね♡
「しっとりした悲しみのメロディ」いいですね!……私も作ってみたい♡
反行フーガ……面白い手法ですね!
実は、私も最新作「バルジの虎」のAメロで「鏡」を使ってますヨ!
……何故か、急に思いつきまして♡
小菅さんは、魅力的なピアニストですね。
……それにしても、Nuyeさん、「演奏」の細かい部分までよく記憶されてますね!流石です♡
城園さんわざわざ2つに分けて、コメントしてくださって恐れ多いです。
削除「演奏」の細かい部分まで記憶しているとのことですが、実際そうでもないのですよw
演奏を聞いて残ったのはとりわけ印象に残った物だけですから、あとはyoutube動画と曲目解説を頼りに「ああ、そういえばこんな音色だったな~」と細部まで思い出しているわけなのですよw
でもやっぱり生は違う。音が大きいし、演奏者の癖までにじみ出てきてしまう。それがリサイタルや生演奏の醍醐味ですよね。
ところで、私、何時「夜想曲」をつくりましたっけ?
……ムフフフ♡
返信削除Nuyeさん!!
それは、「ふたりだけの」ひ・み・ちゅっ♡(笑い)
あは~(・∀・)!!!
削除